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神戸・大久保が貴重な同点弾。15位後退の危機から救う

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[11.21 J1第32節 神戸2-2横浜FM ホムスタ]
 ヴィッセル神戸は前半の15分間で2失点する苦しい展開だったが、何とか引き分けに持ち込んだ。負けていれば得失点差で大宮と代わってJ1残留ギリギリの15位に降格する危機だったが、日本代表FW大久保嘉人が救った。
 後半開始から途中出場すると、南ア遠征の疲れも見せず、積極的にゴールを狙った。そして出場から6分後、2-2同点に追いつくゴールを決めた。
 神戸の公式HPによると、大久保は「中盤でつなごうとして取られる事が多かったので、試合中にクリアボールでもなんでもいいから、とにかく裏に蹴ってくれと頼みました。簡単にダイレクトで蹴ってくれれば競争では負けないと思っていたので」と振り返ったという。
 ベンチスタートだったが、前半戦をしっかりと分析して、相手の裏のスペースが空くことをつかんでいたようで、これが出場後すぐのゴールに結びついたといえる。ただ、残留が決まったわけではなく、大久保は「まだ分からないので残り2試合、ただやるだけです」と強い決意を明かしていた。
(文 近藤安弘)

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