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清水が悪夢の5連敗、首位浮上後の大失速

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[11.29 J1第33節 横浜FM2-0清水 日産ス]

 清水エスパルスは3試合連続の無得点で、悪夢の5連敗となった。勝てば4位浮上のチャンスもあったが、逆に7位に後退。4位に入れば、天皇杯の結果次第で来季のACL出場条件を獲得できる可能性もあったが、最終節での逆転4位は極めて厳しい状況となった。

 首位に立ってからの5連敗。追われる立場のプレッシャー、優勝争いの経験不足などさまざまな要因はあるだろうが、終盤の失速はあまりにもふがいなかった。

 清水の公式サイトによると長谷川健太監督は「私を含めて、経験がないことが一番。リーグ戦において、チームとしてタイトルを獲ったことがない。終盤に来て、経験のなさが出たと思う。ただ、こういう経験をして、強くなっていかなければいけない。負けが込んでここで下を向いたら、何も得るものがないと思う」と強調。すでに来季続投は発表されており、清水がこの殻を破ることができるか、指揮官としても来季は正念場のシーズンとなる。

 その前には天皇杯もある。優勝すればACL出場権を獲得できるだけに、12月5日の最終節・名古屋戦でなんとしても連敗を止め、天皇杯につなげていきたい。

(文 西山紘平)

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