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C大阪は3戦未勝利、GKキムが好守連発も播戸が決定機生かせず

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[3.20 J1第3節 F東京0-0C大阪 味スタ]

 FC東京セレッソ大阪の一戦はスコアレスドローに終わった。MF梶山陽平、MF米本拓司のダブルボランチを負傷で欠くF東京はDF森重真人も出場停止。最終ラインは右からDF長友佑都、DF平松大志、DF今野泰幸、DFキム・ヨングンと並んだ。

 MF石川直宏が今季初先発を飾った攻撃陣は立ち上がりからチャンスをつくった。前半6分にはFW平山相太が決定機を迎えたが、GKキム・ジンヒョンが好セーブ。同28分には石川、FW赤嶺真吾が立て続けにシュートを打ったが、いずれもキムが体を張って防いだ。

 昨季最終節の退場処分で開幕から2試合出場停止だった守護神はこの試合が今季初先発。「自分にとってはJ1で最初の試合。チームのためにプレーした」と言う通り、再三の好セーブでピンチをしのいだ。

 キムの好守に攻撃陣が応えたいC大阪は終了間際に立て続けにチャンスを迎えた。後半ロスタイム、MF乾貴士、MF香川真司とつなぎ、途中出場のFW播戸竜二にスルーパスが通ったが、ゴール前で足がもつれ、シュートを打てない。その直後にも乾の左クロスに播戸が左足ボレーで合わせたが、体勢が崩れてしまい、ミートし切れなかった。

 2試合連続ドローで3戦未勝利(2分1敗)となったC大阪だが、レヴィー・クルピ監督は試合後のインタビューで「開幕戦の大宮は完全アウェーでの試合だった。そのあとのG大阪戦、F東京戦は互角以上の試合ができている。これが続けばもっともっと安定して、結果も出てくる」と手応えを強調していた。

(文 西山紘平)

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