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川崎Fvs清水 試合後の選手コメント

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[3.27 J1第4節 川崎F0-0清水 等々力]

 J1第4節は各地で6試合を行い、等々力陸上競技場では川崎フロンターレ清水エスパルスが対戦。前節終了時点で首位だった清水は試合を優勢に運んだものの、決め手を欠き、スコアレスドローに終わり、3連勝はならなかった。
以下、試合後の選手コメント

<川崎F>
●FW鄭大世
「前線の連係がまったくダメ。それぞれが個人プレーに走り過ぎている。ジュニーニョがいないんだから、1対1で必ず崩せる保証はない。連係で崩さないと。清水が決定機を外し続けてくれて、運がよかったけど、いつ決められてもおかしくなかった」
―川崎は個の力で勝ってきたチームだが?
「今まではそれでうまくいっていたけど、今日みたいな0-0はフロンターレらしくない。個の力で打開できないから点が入らない。もっと簡単に周りを使ってサイドから行ったり、カウンターも数的優位なんだからそこまで無理して個人で行く必要はない。攻撃にまとまりがなかった」
―勝ち点1は取ったが?
「今日の試合内容なら勝ち点1取れてよかった」
―途中交代だったが?
「もっと(交代が)早くてもよかった。体が全然動いてなかったし、切り替えも遅かった。しんどいね。すぐ息が上がる。俺はリーグに集中して、1週間休めるし」

●MF稲本潤一
「ACLがあって、今日は午後1時からの試合だったし、ここはひと踏ん張りのところだった。疲れはあるけど、しっかりとコンディションを整えていきたい」
―ワンボランチとして、よい出来だったのでは?
「もう少し、自分自身、攻撃に絡むプレーをしたかったけど、サイドチェンジもできていたし、これを続けていけば」
―小野伸二と久々に対戦して。
「はじめのプレーでたんこぶができて、目が覚めた。伸二は大丈夫だったのかな。伸二は、ボールを持たせると怖い選手。自由に持たせたらダメ」

<清水>
●FW岡崎慎司
―惜しいシュートもあったが?
「せめて枠におさめられるようにしないといけない。シュートまでいくチャレンジはできていたけど、次はそういうところまできっちりやらないと。抜けたところの胸トラップとか、そこの精度が課題。シュートとトラップの精度。今年課題に挙げているところが全部出た。チームにも申し訳なかった。相手も疲れがあったと思うし、こういうところで勝たないと。優勝を目指している以上、こういう試合で勝ち切れないといけない。自分の責任は大きい」
―2週間ぶりの試合だったが?
「やっぱり試合は楽しい。1週間空くだけで、サッカーがしたいなと。なんで休んでんのかなって思ったし。そういう気持ちは出せたけど、悔しさが残った。今日は悔しい試合」
―小野からいいパスも出ていたが?
「どこからでもパスが来る。起点になる人がいっぱいいるから。そこは自分の動き出しにかかっている。そういう楽しさはある。センターバック2人との駆け引きは楽しいし、そこで体を張れないと。世界は強いですから」

●MF小野伸二
「勝ち点3を取れなかったのが残念。こっちのチャンスの方が多かったし、自分にもシュートチャンスがあった。ああいうのを決めないといけない」
―自在にボールを操っていたが?
「相手はACLがあって、コンディションがきつかったと思う。もっとプレッシャーのある中でも同じようにできるか。今日は相手が疲れていたので、楽にさせてもらったと思う」
―稲本とは98年以来の対戦?
「01年のナビスコでもやっていますね。ドイツでもやって、引き分けでしたので、勝ちたかったです」

●DF平岡康裕
「勝利という結果は出なかったけど、後ろはゼロに終わったのでよかった。相手は多いボールが多かった。そこで起点をつぶせたのはよかった」
―ボスナーとの連係は?
「練習から問題なくやれていたし、試合も問題なかった。相手はACLもあって疲れていた中でうちが走り勝てていたのがよかった。押し込んでいる時間にチャンスもあったし、そこで点を取れればよかった。ただ、後ろが我慢する時間もそんなになかった。連勝でチームはいい雰囲気だったので、勝って継続したかったけど、内容的には悪くないと思う」
―個人的なプレーに関しては?
「ゼロで抑えられたのはいいアピールになったと思う。ナビスコでもリーグでも、自分が出た試合は結果を求めていきたい」

●DF辻尾真二
「相手は3トップだったけど、黒津選手にもそんなにやられることはなかったし、守備面はよかった。1点決めれればよかったけど、最低限の引き分けという結果は残せた」

(取材・文 西山紘平、矢内由美子)

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