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湘南対磐田はスコアレス、試合後の両監督は対照的な表情

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[4.10 J1第6節 湘南0-0磐田 平塚]

 湘南ベルマーレジュビロ磐田の一戦は0-0のスコアレスドローに終わった。試合を優勢に運んだのは湘南だった。前半から何度もチャンスをつくったが、前半39分、高い位置でボールを奪ったFW中村祐也のラストパスを受けたFW新居辰基のシュートはGK八田直樹が好セーブ。後半10分には磐田にチャンスが訪れ、DF山本康裕のマイナスの折り返しをゴール中央で受けたFW前田遼一が右足で狙ったが、GK野澤洋輔が鋭い反応で防いだ。

 両GKが好守を見せ、互いにゴールを奪えない拮抗した試合展開。湘南はDF小澤雄希が足をつり、DFジャーンも終盤に右足首を故障と、交代枠を有効に使えない誤算もあった。磐田は後半41分にDF金沢浄を投入し、前節のG大阪戦(4-3)で2得点を挙げたDFパク・チュホを左サイドハーフに上げたが、最後までゴールは遠かった。

 結局、試合は0-0のまま終了。湘南の反町康治監督は試合後のインタビューで「お互いビッグチャンスをつくれずに終わった試合だと思う。前半はうまくいっていたが、後半は停滞した。暑さもあって、走力を生かせなかった」と納得いかなかった様子。一方、磐田の柳下正明監督は「0-0で勝ち点1だが、しょうがないかなと思う。チームとしての守備には落ち着きが出てきている」と、今季公式戦7試合目での初の無失点に手応えをつかんでいた。

(文 西山紘平)

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