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都倉が待望のJ1初ゴール、神戸が開幕戦以来の勝利

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[4.17 J1第7節 仙台0-1神戸 ユアスタ]

 ヴィッセル神戸がFW都倉賢のJ1初ゴールで開幕戦以来、公式戦7試合ぶりの勝利を飾った。前半37分、MF朴康造からパスを受けた都倉は右サイドから中に切れ込み、約25mの距離から思い切りよく左足を振り抜いた。ゴール左隅に吸い込まれる豪快な一撃が決勝点になった。

 試合後のインタビューで「自分自身を信じて、シュート練習をしてきた。その成果が出てよかった」と喜んだ都倉。05年に川崎Fユースからトップチームに昇格したが、J1で6試合、ナビスコ杯で1試合に出場したものの、ゴールを決めることはできず、08年8月に草津に期限付き移籍した。完全移籍となったた昨季は43試合で23得点を量産。J2の得点ランキング2位に輝き、再びJ1の舞台に戻ってきた。

 1年半に及ぶ“下積み期間”をへて生まれた待望のJ1初ゴール。チームも京都との開幕戦(2-0)以来の白星となり、「開幕戦以降、勝っていなくて、それでも自分たちのやってきたことをブレずにやってきた成果だと思う」と胸を張った。

 後半43分には左ひざを痛めていたFW大久保嘉人も途中出場し、公式戦4試合ぶりに復帰。エースもピッチに戻り、神戸が反撃態勢を整えた。

(文 西山紘平)

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