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新潟は初勝利ならずも途中出場の大島が劇的同点弾

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[4.17 J1第7節 名古屋1-1新潟 瑞穂陸]

 未勝利で最下位のアルビレックス新潟は1-1の引き分けで、またも初勝利を逃した。14日のナビスコ杯・C大阪戦(1-0)で決勝点を決めたFWミシェウを先発起用。前半16分、右サイドからカットインしたFW矢野貴章が左足でミドルシュートを狙うと、同21分にも矢野が右足ミドルでゴールを襲った。

 その後は守勢に回る時間が増え、後半38分に先制点を許したが、ミシェウに先発の座を奪われ、リーグ戦では今季初のベンチスタートとなったFW大島秀夫が意地を見せた。同40分、矢野とミシェウに代わって大島とFWファグネルがピッチに入る。すると終了間際の44分、ファグネルのポストプレーから大島がこぼれ球を右足で蹴り込み、劇的な同点弾。土壇場で勝ち点1をもぎ取った。

 クラブによると、大島は「ファグネルにボールが入ったときに“こっちにこぼれそうだな”という予感があった。そのとおり転がってきて、あとは反応してシュートをしただけ」とコメント。リーグ戦初勝利はならなかったが、黒崎久志監督は「セットプレーで1点取られたが、選手があきらめずに同点に追いついた。全体的にはよくできたと思う」と、今後につながる勝ち点1になったことを強調していた。

(文 西山紘平)

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