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清水が劇的勝利で首位&無敗守る、大興奮の指揮官「アキレス腱が切れるかと…」

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[5.1 J1第9節 清水2-1浦和 エコパ]

 清水エスパルスが劇的勝利で首位を守るとともに、今季開幕からの公式戦無敗記録を11試合(7勝4分)に伸ばした。

 前半17分、MF藤本淳吾の右CKにFW岡崎慎司が頭で合わせ、幸先良く先制点。同21分には古巣との対戦となったMF小野伸二がゴール正面で鋭い切り返しから右足でシュートを放ったが、惜しくもゴール左にそれた。

 先制点で勢いに乗った清水だが、前半22分、一瞬の隙を突かれた。浦和レッズはMFポンテがFWエジミウソンとワンツーする形でゴール前に切れ込み、左足でシュート。これが豪快にゴールネットに突き刺さり、1-1の同点に追いついた。

 清水は前半44分、FWヨンセンのパスを受けた小野が鮮やかなワンタッチスルーパスを岡崎に通すも、岡崎のシュートはわずかにゴールの枠を捉え切れなかった。

 一進一退の攻防となった後半戦。後半ロスタイムには、やはり古巣戦となったFW永井雄一郎のシュートがゴールポストに弾かれる決定機も生まれたが、2点目が入らない。

 このまま1-1で試合終了かと思われたロスタイム3分、MF兵働昭弘が右サイドからクロスを上げると、逆サイドに走り込んだヨンセンがヘディングで合わせ、劇的な決勝点。ゴール裏でヨンセンを中心に控え選手も含めた歓喜の輪が広がり、ベンチ前では長谷川健太監督が飛び跳ねてガッツポーズを見せていた。

 長谷川監督は試合後のインタビューで「(ジャンプして)アキレス腱が切れるかと思った」と苦笑い。ヨンセンは「本当に苦しい試合だったが、最後の最後に素晴らしいクロスからゴールを決められて、サポーターに勝利を見せられてよかった」と話していた。

(文 西山紘平)

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