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新潟が初勝利、黒崎監督「勝つことの難しさを教えてもらった」

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[5.1 J1第9節 神戸1-2新潟 ホームズ]

 アルビレックス新潟が待望の今季初勝利を飾った。立ち上がりから神戸の猛攻を浴びる苦しい展開だったが、前半37分、素早いリスタートからMFチョ・ヨンチョルが抜け出すと、右足でゴール右隅に流し込み、先制点を奪った。

 後半20分にはヴィッセル神戸もゴール前でMF吉田孝行、MFエジミウソンと細かくつなぎ、最後はFW都倉賢が左足で同点ゴール。それでも、新潟は気落ちすることなく、直後の同24分、再び勝ち越しに成功する。

 左サイドのゴールライン際で粘ったFW矢野貴章がチョ・ヨンチョルに戻すと、チョ・ヨンチョルが逆サイドでフリーのファグネルへラストパス。後半19分にピッチに入ったばかりのファグネルは落ち着いてゴールに流し込んだ。

 新潟は後半30分に矢野がPKを獲得したが、MFマルシオ・リシャルデスのキックはGK紀氏隆秀がセーブ。試合を決定付ける3点目を奪えず、終盤は神戸の反撃に遭ったが、なんとか1点を守り抜いた。

 うれしいJリーグ初勝利となった黒崎久志監督は試合後のインタビューで「勝つことの難しさを最後まで教えてもらったゲーム」と安堵の表情を見せ、「選手が最初から集中して、“この試合をものにするんだ”という思いで戦ってくれた結果だと思う」と話していた。

(文 西山紘平)

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