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鹿島が"鬼門"で今季2敗目、またも昇格組に敗れる

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[5.5 J1第10節 C大阪2-1鹿島 長居]

 鹿島アントラーズがまたしても“鬼門”で敗れた。0-1の後半29分、DF新井場徹の左クロスをFWマルキーニョスがヘディング。GKの弾いたボールをMF野沢拓也が押し込んだが、その3分後にミスから決勝点を献上した。

 長居は98年の第2ステージで勝って以来、勝利がない“鬼門”だった。これで99年以降、4分4敗。今季2敗目は4月4日の仙台戦(1-2)以来、公式戦7試合ぶりの黒星で、またも昇格組に敗れる結果となった。

 クラブによると、オズワルド・オリヴェイラ監督は「結果だけを見れば、ものすごく悪い試合をやって負けたという形になるが、正直言えば、もっと内容の悪い試合をやったことがあるし、それで勝利したこともある」とコメント。

 後半16分、MFフェリペ・ガブリエルの左クロスにFW興梠慎三が頭で合わせた場面はGKの好守に阻まれ、同22分にもDF内田篤人の右クロスから興梠が決定的なチャンスを迎えたが、痛恨のシュートミス。指揮官は「チャンスらしいチャンスは鹿島の方がつくれていたと思う。あとはそれを決められるかどうかの問題。同点に追いついた後、自分たちの流れになりそうだったときに失点をしてしまったことが残念だが、全体的にはそんなに悪い内容の試合ではなかったと思う」と話していた。

(文 西山紘平)

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