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痛かった3人出場停止、清水が今季公式戦13試合目で初黒星

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[5.8 J1第11節 清水0-2新潟 アウスタ]

 清水エスパルスが今季公式戦13試合目で初黒星を喫した。ホームでは公式戦7戦全勝だったが、痛恨の敗戦となった。

 主力3選手を欠く影響は大きかった。MF小野伸二、DFボスナー、DF太田宏介が出場停止。攻撃の中心である小野の不在も痛かったが、それ以上に守備が安定感を欠いた。

 GK西部洋平も脳震盪の影響で欠場。DF青山直晃も長期離脱中で、DF岩下敬輔もこの日ようやくベンチ入りしたが、試合出場には間に合わなかった。

 GK武田洋平にセンターバックはDF平岡康裕とDF廣井友信。控え組の練習試合などでは一緒にプレーしていたとはいえ、やはり経験不足は否めなかった。

 結局、前半に2失点を喫し、廣井は前半だけで交代。長谷川健太監督は試合後のインタビューで「多少メンバーが入れ替わった中で、自分のところからアグレッシブに、自分からアクションを起こして試合に入ることができればよかったが、様子を見ながら、周りの邪魔をしないように気を使って試合に入っている感じで、自分たちのリズムが出るのが遅かった」と振り返った。

 それでも「それ(出場停止)を理由にしてはいけない」と強調。「“3人がいないから”と言われるのは、彼らにとって一番悔しい結果であり、一番悔しい言葉。後半はアグレッシブに戦えたが、前半からああいう戦い方をしないといけない。90分通してアグレッシブなサッカーができずに、負けるべくして負けた」と、個人ではなくチームとしての課題を敗因に挙げていた。

(文 西山紘平)

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