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浦和が約10ヵ月ぶりの1試合4発で再開後初勝利

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[7.28 J1第15節 京都0-4浦和 西京極]

 浦和レッズが4-0の快勝で再開後初勝利を飾った。5試合ぶりの勝ち点3。来日初ゴールが貴重な先制点になったDFサヌは試合後のインタビューで「自分たちには勝ち点3が必要だった。チーム全体としていいプレーができて、試合をコントロールできた。チーム全体のパフォーマンスがよくて、この結果になった」と胸を張った。

 前半は0-0と攻めあぐねたが、後半に一挙4得点のゴールラッシュ。1試合4得点は昨年9月13日の山形戦(4-1)以来。その口火を切ったのがサヌだ。後半8分、右サイドのDF平川忠亮から中央のMFポンテ、MF阿部勇樹と細かくつなぐと、最後は後方から走り込んだサヌがラストパスを受け、右足でミドルシュート。これがゴール右隅に突き刺さった。

 後半19分にはGKのロングキックが相手のクリアミスを誘い、FWエジミウソンが抜け出す。エジミウソンはドリブルでマークを引き付けると、右サイドでフリーのポンテにスルーパスを通し、ポンテがGKとの1対1を落ち着いて決めた。

 さらに後半30分、またも自陣からのロングボール1本で追加点を奪う。ロングキックに対しPA外に飛び出し、クリアしようとしたGK平井直人がまさかの空振り。こぼれ球を拾ったエジミウソンが難なく無人のゴールに流し込んだ。同43分には途中出場のDF宇賀神友弥のプロ初ゴールでダメ押し。4-0のゴールラッシュを締めくくった。

 サヌはゴールシーンについて「阿部が動いているのも見えて、パスを出そうかと思ったけど、自分で自信を持ってシュートしようと思った。日本に来てからいくつかチャンスがあって決められていなかったけど、やっと今日決めることができた」と笑顔で話していた。

(文 西山紘平)

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