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17歳小野、2戦連続先発も不発

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[7.28 J1第15節 大宮1-1横浜FM NACK]

 横浜F・マリノスは0-1の後半ロスタイムにMF長谷川アーリアジャスールが劇的な同点ゴールを決め、1-1の引き分けに持ち込んだ。

 現役高校3年生の17歳FW小野裕二は2戦連続の先発。プロ初先発となった前節のG大阪戦(1-0)では決勝点をアシストしたが、この日も積極的にゴールを狙った。

 前半38分には相手のミスからボールを奪い、PA内に持ち込んでシュート。同44分にもDFマトと競り合いながら右足で狙った。しかし、いずれもゴールの枠を捉えられず。後半10分にはMF中村俊輔から絶妙なスルーパスが届いたが、シュートはGKに阻まれ、決定機を生かせなかった。

 クラブによると、木村和司監督は試合後「小野も決定的なチャンスはあったが、早く点がほしいという焦りもあったのだろう」と指摘。「前節、1試合フルでやらせた分、今日は身体のキレがいまひとつ。疲れもあったのだろう。いつもの小野らしいプレーが少なかった」と、後半24分にはベンチに下がった。

 その小野に代わってピッチに入ったMF山瀬功治が最後に大仕事をやってのけた。後半41分に先制点を許し、敗色濃厚となった後半ロスタイム、PA内右サイドからドリブルでマトをかわして折り返し、長谷川の同点ゴールをアシスト。指揮官は「何とか引き分けで勝ち点1取れたのをよしとしなければいけない」と話していた。

(文 西山紘平)

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