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浦和は今季初3連敗。啓太&達也と怪我人も続出

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[8.14 J1第18節 名古屋3-1浦和 豊田ス]
 浦和レッズが名古屋に1-3で完敗し、今季初の3連敗。暫定11位と順位を1つ後退させた。
 試合前のウォーミングアップでMF鈴木啓太が右足を負傷し、急遽MF細貝萌が先発入りするアクシデントがあったが、前半は浦和が中盤を支配して押し込み、シュート数でも名古屋を上回り、積極的にゲームをスタートさせた。
 しかし、決定力不足に泣いた。前半20分過ぎ、立て続けにFWエジミウソンがゴールを狙うも、いずれもGK楢崎正剛の好セーブに阻まれる。その後も主導権権を握るが、ゴールを奪うことはできなかった。
 すると悪循環に陥り、守備陣が集中力を欠く。0-0で迎えた後半9分、古巣戦に燃えていたDF田中マルクス闘莉王に先制点を決められた。いったんは後半20分にDF宇賀神友弥の強烈なミドルシュートで同点に追いつくが、同23分にFW田中達也が右手を痛めるアクシデントがあり、想定外の交代を余儀なくされた。結局その後、名古屋FW玉田圭司に2点を許し、1-3で敗れた。
 浦和は昨年も夏場にリーグ戦7連敗を喫し、フィンケ監督と闘莉王ら主力が対立するなどゴタゴタがあったが、今年もこれでリーグ戦中断明け6試合で5敗目。一部報道ではフォルカー・フィンケ監督の解任論も出ており、まさに泥沼化しつつある。
 
 フィンケ監督は「まだまだ成長できる。だが決定力については至急、何とかしなければ」と試合後のテレビインタビューでコメントした。課題はわかっているが、打開策が講じられない状況だ。怪我人が続出しており、不安要素が多い。今こそ、指揮官の手腕が問われる。
(文 片岡涼)

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