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"裏天王山"はドロー、17位湘南はロスタイムに悪夢の失点

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[8.18 J1第19節 湘南2-2京都 平塚]

 17位湘南ベルマーレが勝利目前で勝ち点3を逃した。ホームに最下位の京都を迎えた“裏天王山”。先制を許す苦しい展開ながら一時は逆転したが、後半ロスタイムに悪夢が待っていた。

 2-1と逆転し、勝利へのカウントダウンに入った後半50分、京都の猛攻から一度はクロスバーに救われたが、こぼれ球を再び拾われ、最後はFW柳沢敦に同点ゴールを決められた。土壇場の失点で2-2。痛恨の引き分けとなってしまった。

 後半14分にカウンターから先制点を許した。それでも同24分、MFエメルソンが前線に送ったフィードを右サイドのFW阿部吉朗が頭で折り返し、FW田原豊が豪快な右足ボレー。1-1の同点に追いつくと、同36分には田原がGK水谷雄一に倒され、PKを獲得し、これをエメルソンがゴール右隅に決め、2-1と逆転した。

 湘南によると、MF坂本紘司は「勝ち試合だったといえばそうだし、勝ち切ることができないからこの順位にいるということを受け止めなければ」とコメント。いったんは逆転しながら終盤に追い付かれる結果に悔しさを隠さなかった。

 残留争いを勝ち残る上で、なんとしても勝ち点3のほしかった直接対決。まさかの結末にチームが受けるショックも大きそうだ。

(文 片岡涼)

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