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楢崎が代表の守護神奪回に意欲。「W杯でなくても代表はいい試合をしないといけない」

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[8.28 J1第21節 名古屋1-0京都 瑞穂陸]

 名古屋グランパスの日本代表GK楢崎正剛が、守護神奪回に意欲をみせた。この日の京都戦で1-0完封勝利に貢献。特に後半32分にはFW柳沢敦の強烈シュートをパンチングで防ぎ、安定感のあるプレーをみせた。

 9月のパラグアイ戦など国際親善試合2試合で日本代表に招集された。代表監督が決まらず、一部ではその開催意義について疑問を投げかける選手もいるが、楢崎は「W杯でなくても、代表の試合はいい試合をして、いい結果を出さないといけない。自分としてはレベルアップできればいいと思っている。与えられた役割でがんばりたい」と言葉は控えめながら、川島からの守護神奪取に意欲を示した。

 楢崎は南アフリカW杯予選を含めて岡田ジャパンで守護神を務めてきたが、W杯直前の強化試合で川島が好プレーをみせ、先発の座を奪われた。本大会は出場がなかった。それだけに、親善試合といえど、燃えている。

 W杯で守護神を務めた川島永嗣は、ベルギーリーグで失点を重ねて苦労している。反対に楢崎はチームも好調で、内容も良い。調子の良さでアピールするつもりだ。GKは選手寿命が長く、常々「まだまだ成長できる」と話しており、楢崎は2014年のブラジル大会の守護神を目指している。

(取材・文 近藤安弘)

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