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最下位・湘南は3失点完敗で14試合勝ちなし

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[10.24 J1第27節 広島3-0湘南 広島ビ]

 最下位に沈む湘南ベルマーレは前節の鹿島戦で終了間際に追い付いた流れを上手くつなげたいところだったが、広島に0-3の完敗を喫した。

 鹿島戦同様、徹底的に守備を固め、相手のミスに突け入るサッカーを展開。狙いははまり、前半40分過ぎまではなんとか耐えることができていたが、同43分、FW李忠成に決められ、ついに先制点を許してしまった。

 後半に入り、何度か攻撃で見せ場をつくっていたが、後半11分のDF島村毅のシュートは惜しくもクロスバーを直撃。その後はなかなかシュートまで持ち込むことができず、同15分にFW新居辰基に代えてFW中村祐也、19分にMF寺川能人に代えてFW馬場賢治を投入するなど同点を目指したが、ゴールが遠かった。

 逆に後半30分、競り合いに負け、MF高萩洋次郎にヘディングで押し込まれ、2失点目。試合終了間際にも途中出場のFW山崎雅人にダメ押しの3点目を決められた。

 これで14試合白星なし(4分10敗)となり、残留圏の15位F東京までの勝ち点差は9に広がった。湘南によると、反町康治監督は「ここ最近、途中から入ってきた選手があまりチームの起爆剤になっていないかなと。もう少し厳しくそのたりをやっていかなければいけないと思っています」と苦言を呈しながらも、「試合数がどんどん少なくなってきて、厳しい状況にあることは傍から見ていても、我々も感じるところはありますが、決して白旗をあげることなくやっていきたい」と、大逆転でのJ1残留へ最後まであきらめない決意を口にしていた。

(文 片岡涼)

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