beacon

マルシオが復帰後3戦連発、新潟が名古屋に続いて鹿島も撃破

このエントリーをはてなブックマークに追加
[10.31 J2第28節 新潟2-1鹿島 東北電ス]

 アルビレックス新潟が前々節の首位・名古屋戦(4-1)に続き、今度は2位鹿島を2-1で撃破した。ホーム2連勝となり、順位も10位から8位に上げ、ACL圏内の3位G大阪とは勝ち点7差となった。

 0-0で折り返した後半立ち上がりの3分、DF千葉和彦からのくさびのパスをFW大島秀夫が落とし、MFマルシオ・リシャルデスが右足ダイレクトで豪快なミドルシュート。負傷から復帰後、3戦連発4得点目となるゴールで均衡を破った。

 後半14分に追い付かれると、その後は鹿島の猛攻を受けたが、GK東口順昭を中心に守備陣が粘り強く耐える。すると後半46分、PA内右でボールキープしたMFチョ・ヨンチョルが相手DFを引き付け、中央へマイナスのラストパス。これにMF本間勲がダイレクトで右足を振り抜き、ゴール右隅へ決勝点を流し込んだ。

 FW矢野貴章のドイツ移籍後、FWミシェウやマルシオ・リシャルデスら主力に故障者が相次いだ。なかなかベストメンバーを組めず、5試合連続で勝利から見放されるなど苦しんだが、マルシオ・リシャルデスの復帰後、これで3戦負けなし(2勝1分)。しかも、2勝の相手は名古屋と鹿島。終盤戦の台風の目になっている。

 試合後、黒崎久志監督は「今日の勝利は選手、サポーター、アルビレックスファミリーの力が集結してのものです。王者相手にひるむことなく戦って手に入れた勝ち点3です」とコメント。次節の磐田戦はマルシオ・リシャルデスが累積警告で出場停止となるが、王者撃破の勢いでACL圏内へ一歩一歩詰め寄っていく。

(文 片岡涼)

TOP