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G大阪が広島に2-0快勝。守備陣が9戦ぶりの完封

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[11.14 J1第34節 G大阪2-0広島 万博]
 ガンバ大阪が広島を2-0で退けて3位をキープした。助っ人FWがそろってゴールを決めたほか、守備陣もリーグ戦では8月29日の磐田戦以来9試合ぶりの完封を演じるなど攻守がかみ合った。
 前半10分、FWイ・グノが相手のバックパスのミスを拾い、2試合ぶりの今季4得点目を決めて先制点をもたらす。最近5試合で4得点とようやくエンジンがかかってきた点取り屋だが、これにもう一人の助っ人も刺激された。
 後半16分には、途中出場のFWルーカスがMF遠藤保仁のFKからヘディングでゴールし、追加点を奪った。ルーカスはリーグ戦6試合ぶりの今季5得点目。一部で今季限りの退団が噂されているが、まさに意地の一発となった。
 このゴールを守備陣が守り抜いた。DF高木和道を出場停止で欠いたが、ベテランDF山口智が穴を埋め、GK藤ヶ谷陽介も再三の好セーブをみせた。後半21分にはFW佐藤寿人のミドル弾を藤ヶ谷がセーブ。さらに同32分にはDF槙野智章のFKもセーブして見せた。西野朗監督も試合後のテレビインタビューで「(広島戦前に)いいディフェンスの練習ができた」と胸を張った。
 ルーカスは「まだまだタイトルをあきらめていない。そんな中で勝てたのは大きい」と話したが、首位・名古屋との勝ち点差は10と逆転優勝は困難な状況だ。だが、4位C大阪に同4差をつけ、ACL出場権争いに一歩リードした。残り4試合、気を緩めることなく戦い抜く。
(文 近藤安弘)

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