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浦和は前半のチャンス生かせず、FK決められ1点に泣く

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[3.6 J1第1節 神戸1-0浦和 ホームズ]

 浦和レッズヴィッセル神戸に0-1で敗れた。これでJリーグが1シーズン制になった05年以降、敵地での開幕戦では白星なしという結果となってしまった。

 浦和は4-2-3-1のシステムを採用。GKは山岸 範宏、DFラインは右から平川忠亮、山田暢久、永田充 、宇賀神友弥。中盤は柏木陽介と鈴木啓太のダブルボランチで右に田中達也、左に原口元気、トップ下にマルシオ・リシャルデス、1トップはエジミウソンが務めた。

 早々とチャンスをつくったのは浦和だった。前半2分、左サイドでドリブル突破を仕掛けたFW原口元気がシュートを放つ。GK徳重健太に弾かれたが、こぼれ球をFWエジミウソンが再びシュート。しかし、これもDFにクリアされた。三度目の正直とばかりにFW田中達也が頭で押し込んだがクロスバー上方へ外れた。

 その後もサイドを起点に攻め込んだ。同19分、相手陣内でボールを奪った田中が右サイドからドリブル突破。ゴール正面のMF柏木陽介へ折り返すと、柏木がこれをスルー。最後はMFマルシオ・リシャルデスが右足でシュートを打ったが、ミートせずにポスト左へ外れた。前半終了間際の44分には、自陣内でマルシオが奪ったカウンターのチャンスに、柏木がドリブルで駆け上がり、最後は原口がミドルシュートを放ったがGK徳重に弾かれた。

 前半の度重なるチャンスを決めきれず、スコアレスで後半へ突入すると、流れは神戸に持っていかれた。後半17分にMF鈴木啓太がMF田中英雄を倒してしまい、この日2枚目の警告で退場。数的不利になり、押し込まれる時間がつづく。さらに後半28分から途中出場のMF森岡亮太に前線をかき回された。そして、同31分にPA手前左でFKを献上。これをFWポポに直接決められて、決勝点を奪われた。

 試合後のテレビインタビューでペトロヴィッチ監督は「前半たくさんのチャンスをつくって、相手にはチャンスを与えずにいい試合ができていた。レッドカードをもらって退場するまでは良かった。ポイントでは満足しているが、大きなチャンスがあったのに決められなかったことが問題」と試合を振り返った。次節の相手はACL初戦、リーグ開幕戦と連勝中のG大阪が相手だ。ここまでの2試合で計7得点と攻撃陣が好調な相手だが、なんとかホームで今季初の白星を獲得したい。

(文 片岡涼)

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