[3.29 東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ 日本代表2-1JリーグTEAM AS ONE 長居]

　日本代表とJリーグ選抜「Jリーグ TEAM AS ONE」が対戦する「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!」が29日、大阪・長居スタジアムで開催された。日本代表は前半19分にMF遠藤保仁の直接FKで先制すると、同29分にもFW岡崎慎司が追加点。Jリーグ選抜も後半37分に途中出場のFW三浦知良がゴールを決め、夢の対決は2-1で日本代表が勝利をおさめた。
以下、試合後のJリーグ選抜・ストイコビッチ監督会見要旨

●ストイコビッチ監督
―今日の試合で伝えたいことは伝えられたか?
「今日の試合は重要なゲームだった。我々は一人じゃない、まとまっている、団結している、いつも一緒だというメッセージを世界の人々へ伝えられたと思う」

―カズのゴールについては?
「今日は後半の方が前半より良かった。(カズは)あの年齢でもモチベーション高く、素晴らしいゴールを決めた。本当に素晴らしかった」

―代表チームの印象は?
「前半はパスもしっかり通っていて、よかったと思う。我々はイージーなミスが多く、大きなミスから2失点してしまった。後半は我々もよくなって、1点取ることができた。一つのメッセージを送ることができたと思うし、団結しているところを我々も見せられたと思う。全員がハートを持ってプレーすることができた。スタジアムに来た方も、見たいプレーが見れたと思う」

―闘莉王を90分間使ったのは?
「新井場も90分使っている。(鹿島の)オリヴェイラ監督も怒っているかなと思う(笑)。そういう意味で我々も我々のチームの闘莉王を90分使った。試合前に彼の方から『90分やりたい』と言ってきた。強い意志があったので、それを尊重して彼を90分使った」

―この試合で一番印象深かったことは?
「一番印象深いのはこれだけ観衆が入って、素晴らしい応援をしてくれたこと。おそらくチケットを買えなかった人たちも外で歓声を聞いていたと思う。彼らのサポートには感謝の気持ちでいっぱい」

―カズを後半から使ったのはこういう展開を予想したから?
「得点の期待はしていた。44歳という年齢で、何らかのアクションを決めてくれる選手だと思って、後半途中から投入した。あと一歩で同点になりそうだったが、1-2という結果は妥当だと思う」

―仙台の2人の選手については?
「仙台から来た2人はとても良かったと思う。関口はもう少しで得点できるところもあった。彼らにとっても思い出深い試合だったと思う」

[写真]J選抜ストイコビッチ監督

(取材・文　西山紘平)