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「無失点でつないだタスキを無駄にしたくなかった」栃木が4戦ぶり勝利

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[7・23 J2第22節 岐阜0-1栃木 長良川]

 今季2勝で最下位のFC岐阜と4位・栃木SCとの一戦はFWリカルド・ロボの決勝ゴールにより、栃木が1-0で勝利。栃木は暫定2位へ浮上した。

 栃木は14日に浦和からの期限付き移籍加入が発表されたDF堤俊輔がいきなり先発出場。また負傷でベンチ外だったCB渡部博文に代わり、DF落合正幸が今季初先発を果たした。3試合連続で引き分けていた栃木だが、チャンスを与えられたメンバーたちの奮戦もあり、勝ち点3を奪取した。

 決勝点が生まれたのは後半18分。栃木は右サイドからドリブルで仕掛けたMFパウリーニョが背後から倒されてPKを獲得する。このPKをエースFWリカルド・ロボが右足でゴール左隅へ流し込んだ。岐阜はFW西川優大のミドルシュートやFW押谷祐樹の鋭いドリブルなどでゴールへと迫ったが、最後までゴールが遠かった。

 前半は相手に合わせてリズムを崩すなど決して内容のいい試合ではなかった栃木だが、落合、堤らがPKによるこの1点を守り1-0で勝利。栃木公式サイトによると堤は「後ろが無失点で抑えられたことは良かった。無失点に抑えれば負けはないし、今日は結果的に勝てて良かった。個人的には攻撃でもう少し関わりたかったが、相手が蹴ってきたにしても、なかなか上手くビルドアップできなかった。次は落ち着いて前線にボールを供給したい」。また落合は「内容は良くなかったが、こういう試合は長いシーズンで何度かある。こういう試合で引き分けに終わるか、勝ちに繋げるかは大きな違い。必死になって無失点で繋いだタスキを無駄にしなかった。ずっと勝てない試合が続いていたが、いい緊張感の中で練習はできていたし、僕の方から特に何かを言う必要もなかった。この勝点3を次へ繋げたい」と苦しい試合を勝ち切ったことを前向きに捉え、次の試合につなげることを宣言していた。

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