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湘南のルーキー高山が決勝点、連敗の熊本は5戦勝利なし

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[7.31 J2第23節 湘南1-0熊本 平塚]

 湘南ベルマーレロアッソ熊本に1-0で競り勝ち、2試合ぶりの勝ち点3を手にした。熊本は2試合連続の零封負けで5戦勝利なし(3分2敗)。昇格争い生き残りへ正念場を迎えている。

 湘南の決勝点を決めたのは、4試合ぶりに先発に抜擢された大卒ルーキーのFW高山薫だった。後半6分、FW佐々木竜太のシュートをGKが弾いたこぼれ球に素早く詰め、右足で押し込んだ。

 9試合ぶり今季3得点目を決めた高山は試合後のインタビューで「プレーの質はよくなかったけど、気持ちは出せてよかった」と、持ち味の泥臭いプレーで奪った決勝点に胸を張った。

 試合内容はスコア以上の完勝だった。前半2分にDF臼井幸平が左足でミドルシュートを狙うと、同10分にもMF菊池大介が右足ミドル。いずれもGKのセーブに阻まれたが、立ち上がりから一気に熊本を押し込んだ。

 前半29分には相手DFラインのパスミスを奪ったMF永木亮太が自らフィニッシュ。同31分にはPA内で仕掛けた永木がGKまでかわしてシュートを打ったが、カバーに入ったMFエジミウソンがゴールぎりぎりでクリアした。

 圧倒的に攻め込みながらなかなかゴールが奪えず、0-0で後半に折り返したが、後半6分に高山が待望の先制点。その後も終始、ゲームを支配し、追加点こそ奪えなかったが、シュート数でも13対5の快勝だった。これで5連敗後の4試合は2勝1分1敗。順位も10位まで巻き返し、徐々に調子は上向いてきた。

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