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川崎Fvs.柏、試合後選手コメント

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[3.7 J1第1節 川崎F 1-1 柏 等々力]

 昨季2位の川崎フロンターレと同11位の柏レイソルとの一戦は、後半5分に柏MF菅沼実が先制ゴール。だが川崎Fは後半32分に北朝鮮代表FW鄭大世が同点ゴールを決め、1-1で引き分けた。以下、試合後の選手コメント

<川崎F>
●DF山岸智
「前半はあまりよくなかった。相手は開幕戦ということで気合入っていたし球際で厳しく来ていた。(柏は)昨年と比べると前からボールを取りに来る感じはなかった」
―右SBでの先発だったが?
「始めて1週間ほど。(CB井川との)連係とかできなかった」
―試合を通して見ると?
「最後までチャンスはあった。ただ、ウチとしては厳しい試合だったと思う」

●MF中村憲剛 
「正直勝利が欲しかった。勝てる内容だった。サポーターも大勢来てくれて、応援も例年以上だったし、勝ちたかった」
―試合内容については?
「レイソルの方もDFがしっかり1人、2人来ていた。前半我慢だなと。先に1点取っていれば。後半逆転するチャンスはあっただけに残念です。(終盤は)向こうのブロック崩せていた。(追いついた後に)突き放せればよかったけど。(結果は)ポジティブに考えていこうと思う」
―今後の試合へ向けては?
「今日の柏みたいにしっかりと守備のブロックを作ってくるチームは多いと思う。焦れずに戦うことが今年のテーマとなる」

●FW鄭大世
「ボクのミスも多かった。前線の連係が悪くてエンジンかかるのが遅かった。相手のペースというわけではなかったが、停滞してしまった」
―試合を振り返ると?
「前半は決定機がなかった。連係がうまくいかなかったからだということを感じている。後半、相手が先制して守りを固めてきた。その後は決定機の連続で1点を返すことができた。ただ、ボクやジュニーニョとか決定機を決めきれないと試合を左右してしまう。これ(チャンスが多くても決めきれないこと)を克服しないとタイトルが遠くなると思う。サポーターのため息を歓声に変えられるようにしていかなければならない」
―関塚監督の復帰戦だったが?
「関さんが戻ってきてくれてうれしい。勝って恩返ししたかったけど」
―今シーズンの目標は?
「ボクの目標は得点王。自分は日本人と同じ成績を残しても認められないことがわかった。(だから)得点王を取る。チームとしては開幕戦でつまづいてしまったけど、これから巻き返して優勝する」

<柏>
●MF菅沼実
「勝ちたかったのが正直なところです。今日は最初から我慢の時間が長かったけど、こういう試合はこだわって勝ちたかったと思う。相手はボランチも前の4人も強烈。でも必ずチャンスはあると思っていた。勝てない試合ではなかった。大勢のサポーターが来ていたし、粘り強く戦っていたし、勝ち点にこだわっていた」
―得点の場面については?
「ポポがいいボールを上げてくれた。ボクは触っただけ。GKより前で触ろうと思っていた。ボクが先に触って枠にいけばいいと思っていた」

●MF杉山浩太
―終盤引いて守りに入ってしまったか?
「1-0で勝っていて相手が人数をかけて攻めて来ていたら人数をかけて守るのは当然」
―試合に対する評価は?満足か?
「守備は勝ち点3を取れるように一丸となってできた。ただ、満足ではないし、合格点を与えられる内容ではない。1人1人もっとできたと思う」

●GK菅野孝憲
「相手のボールを持つ時間が長い中で、取っても失うというもったいない時間が多かった。でもすごくポジティブな試合だったと思う」
―攻め込まれる時間は長かったが、予想していた?
「攻め込まれるのはある程度予想していた。深い位置で奪ったボールを大事にしていれば。ちょっと雑だったと思う。前にいくのか下がるのか中途半端な時間もあった。(小林)祐三がケガでいない時間が多くてバタバタしたところもあったけど、大崩れせずにできたと思う」
―手ごたえはあるか?
「今日が最高という訳ではない。伸びしろのあるチームなのでもっと良くしていかないといけない。その気持ちを大事にしていきたい」

(取材・文 吉田太郎)

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