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2戦で7失点のF東京、早くも失速

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[3.14 J1第2節 浦和3-1FC東京 埼玉ス]

 FC東京が開幕から2戦を落とし、大きく出遅れた。14日の浦和レッズとの一戦では、1-3と3失点。アルビレックス新潟との開幕戦でも1-4と4失点。2戦合計で7つの失点を喫し、序盤戦から苦戦している。

 浦和に終始ペースを握られた。ボランチに入ったMF梶山陽平、MF今野泰幸を中心にボールをキープするものの、安定しない。肝心なところでパスミスや連携ミスも多く見られた。奪っては奪われ、カウンターを食らう負のスパイラルに陥った。試合後、城福浩監督は「ボールをまわされて『翻弄された』。ボールを奪ったときに、自分たちが保持しないといけないところでもすぐ奪われてしまったという意味では非常に悔しい」と総括した。中盤で舵をとっていた梶山も「またしてもセットプレーからの失点。それからカウンターから悪い点のとられ方、これは反省点」と厳しい表情で語った。チャンスの中で3本のシュートを放つも最後まで得点できなかったFWカボレも「チャンスはあったので決めたかった。開幕から7失点もしているので、何とかしないといけない」と肩を落とした。

 次節の相手は、J1での初戦でジュビロ磐田相手に6-2と大勝したモンテディオ山形。この2戦で噴き出た守備面での課題を詰める必要がある。ホームゲームとなるこの試合で如何に建て直しを図るのか、真価が問われる。

(取材・文 山口雄人)

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