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鹿島vs京都 試合後の選手コメント

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[4.4 J1第4節 鹿島2-1京都 カシマ]

 J1第4節は4日、各地で7試合を行い、カシマスタジアムでは鹿島アントラーズ京都サンガF.C.が対戦。後半13分に先制された鹿島だが、後半39分にFW佐々木竜太、同44分にFW興梠慎三がゴールを決め、土壇場で2-1と逆転し、公式戦3連勝を飾った。

<鹿島>
●FW興梠慎三
「1点取られて、いつもなら慌てるところだったけど、落ち着いてできてよかった。決定機も何度かあって、自分にもあったけど、決められず、でも(佐々木)竜太が決めて勢いがついて、最後は2-1になったと思う」
―この日も途中出場だったが?
「もう1回頭から出たい気持ちは強いし、今は途中からが多いけど、そこでアピールしてまた頭から出たいと思っている」
―ゴールの場面は?
「広島戦と同じく、こぼれ球が転がってきた。落ち着いて決めれてよかった」
―2試合連続の終了間際の決勝点だが?
「そんなに深くは考えてない。チームのために取った」
―大迫の存在は刺激になっている?
「そんなに深くは考えていない。ただ、今は大迫が頭から出ているし、そこを超えないと先発で出られない」
―2試合連続でこぼれ球が転がってきたが、何か持っていると思う?
「。「(運を)持ってるとしか言いようがない。自分のポジションがいいんだと思いたい(笑)」

●FW佐々木竜太
―大迫の存在は刺激になっている?
「それぞれFWはタイプが違うから」
―監督の指示は?
「プレッシャーに行って、サイドを使ってくれと。自分としても途中から入ったからどんどん仕掛けていこうと思っていた」
―シュートの場面は完全にフリーだったが?
「フリーすぎて、ちょっと…」
―ニアを狙った?
「DFが寄せてきたから、とりあえず枠に蹴ろうと。いいところにいった。次はないと思ってピッチに入ったし、ホッとした。でも結果を出し続けないといけないし、一歩踏み出したという感じ」
―試合に出られない間は何を考えていた?
「絶対にチャンスは来ると。プロの世界は腐ったら終わり」

●MF小笠原満男
「こないだの試合に続いて最後の最後で。もう少し見ている人が安心できる試合運びができたら楽だと思う」
―相手は引いてきた?
「最近、ああいうチームが多い。守って一発を狙うっていう。そこをうまく攻略したい。手こずっているところがあるので。裏を突くのがひとつのポイントだったけど、狙いすぎて単調になった。もう少し回しながら裏を突く方がいい。後半はいい形で攻めれたと思う」
―去年は逆転負けが少なかったが、チームが成長している?
「あんま変わってない。先制されると苦しくなるのは間違いない。先に点を取られても下を向かないでもう1回取り返せばいい。きょうはそういう姿勢を出せた」
―最後はシステムもあまり関係なかった?
「点を取らなきゃいけなかったし、FWを3枚入れて、それがメッセージだった。攻め続けて逆転できた」
―最後はパクとダブルボランチのようになったが?
「頑張れるよね。技術もしっかりしているし」

●MF本山雅志
「相手は早めにFWに当てるサッカーを徹底してきたけど、ボランチがしっかりセカンドボールを拾って、パスを回しながらチャンスをつくる感じだった」
―後半11分に交代したが?
「流れは良くなってきていたし、入ってくる選手も流れ良く試合に入れていた。追いつくだろうと思ったいたけど、追いつく時間が早くて、勢いそのままに行けたと思う。俺は(興梠)慎三に代わったけど、裏にも抜けたりして、最初はたぶん2列目だったけど、点を取られてからは前に行って、相手を引かせたから生まれた点だと思う。きょうもいい仕事をしてくれた」
―去年は逆転勝ちが少なかったが?
「きょうみたいな勝ち方はリーグ終盤に出ると大きい。この経験を生かしたい」
―次はACLだが?
「ここで負けると、4チームの中で不利な状況が続く。移動が一番大変だろうけど、いい状態で入りたい」

<京都>
●FW豊田陽平
「体を張ってというプレーは自分の持ち味だし、そこで頑張りたいと思っていた。みんな前へ前へという気持ちは出ていた。こういう強い相手にはしっかりゾーンで守って、相手を焦らせてというのが大事。そこはうまくいっていたし、少ないチャンスで1点取って、それを勝ち試合に持っていければよかった」

●MF佐藤勇人
「引きすぎというか、鹿島相手に1点を守る形になってしまった。鹿島は好きなようにボールを回していた。プレスがかかれば相手はアタフタするし、前半はできていたけど、後半はラインが下がってしまった。試合中も言っていたけど、修正が難しくて、自分が退場になってひとり少なくなって、ラインも下がって、こういう結果になった」
―1点を守ろうとした?
「ある程度、来させて中盤でプレスをかければ、鹿島でもボールを下げるし、ロングパスでミスもあった。そうしていれば問題はなかった。賢いサッカーができなかった。もっと頭を使わないといけない」

●DF水本裕貴
「サッカーは90分の勝負。84分狙い通りのサッカーをしても、結果がこれだから。悔しいのと、ビデオを見て反省するところは反省していきたい。鹿島には勝負強さがあるし、自分たちも見習って今後に生かしたい」
―李正秀との関係は?
「ジョンスのやりたいことは分かるし、自分のやりたいことも分かってくれている。いい関係を築けていると思う。鹿島を相手に狙い通りの守り方はできていた。きょうは2点取られたけど、無失点の試合を増やしたい。退場したときにもう少し落ち着いてやれればよかった。勝っているのはうちだったし、もっと堂々とできれば。バタバタして、点を取られてしまった」

(取材・文 西山紘平)

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