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清水ホームは川崎に負けず

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[4.12 J1第5節 清水 2-1 川崎 アウトソーシングスタジアム日本平 天気晴 観客17,256人]

J1第5節は、勝点5で11位の清水エスパルスと同じく勝点5で10位の川崎フロンターレの対戦。
試合は、前半16分に清水FWの岡崎慎司のヘディングによる得点を守りきり、1-0で清水が勝った。川崎は攻め続けたが、またもや鬼門である日本平で勝てなかった。


清水は、4-4-2の布陣で、GKが西部、DFが左から児玉、中央に岩下、青山、右に高木。MFはダブルボランチシステムで、山本真と枝村で、二列目に兵働と岡崎が入り、2トップにヨンセンと原。

一方の川崎は、4-3-2-1システムで、GKは川島、DFは左から村上、中央に伊藤と寺田、右に森。MFはアンカーに横山、谷口と中村がその前に並び二列目はヴィトール・ジュニオールとジュニーニョ。一列目に鄭が入る実質4-3-3システム。

前半立ち上がりは川崎が攻撃的に出て鄭のヘディングシュートやヴィトール・ジュニオールのシュートなどであわやのシーンを作るが、徐々に清水のペースとなり前半16分に清水MF兵働からのアーリークロスを岡崎が頭で合わせて先制する。その後も、清水が優勢で前半36分に清水DF高木の決定機や同39分の直接FKなど前半は清水が優位で試合を運んだ。前半のシュート数は、清水5本の川崎3本。

流れを変えたい川崎は後半動いた。谷口を田坂に変えてシステムを変更。ダブルボランチに中村と横山が入り、二列目に田坂とヴィトール・ジュニオールが入り、鄭とジュニーニョの
2トップとなる。
一方の清水も手を打ってきた。FWの原をMF藤本淳に変えて、前半は二列目でプレーした岡崎をトップへ。
システムはそのまま。
後半は、川崎が立ち上がりからゲームを支配し、あわやの場面を作る。後半12分に森がドリブルで切り込み、ジュニーニョがシュートを放つもGKのナイスセーブ。川崎支配の時間帯が続くも、得点に至らず。
後半22分に川崎が動き、ヴィトール・ジュニオールをレナチーニョに交代。すると清水も後半30分に疲れの見えた枝村からMF伊東輝へ交代。川崎は後半33分にMF横山を変えて昨年まで清水に在籍していたFW矢島を投入。
会場は大ブーイングとなり、矢島の人気の高さを証明するも、好機が訪れることはなかった。
清水は、後半38分に兵働からマルコス・パウロに交代し、守りを固めて川崎の猛攻を防いで虎の子の1点を守り、勝点3を獲得した。

川崎はJ1復帰の2005年以来一度も日本平で勝つことができず、ジンクスを打破することは今年もできなかった。

(取材・文 佐々木達也)

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