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3戦連続1-0、浦和は原口のゴールで公式戦3連勝

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[4.12 J1第5節 名古屋0-1浦和 豊田ス]

 J1第5節は12日、4試合を行い、豊田スタジアムでは名古屋グランパス浦和レッズが対戦。浦和は前半43分、途中出場のFW原口元気(17)のプロ初ゴールで先制すると、そのまま逃げ切った。公式戦3試合連続の1-0で3連勝を飾り、リーグ戦の順位も4位に上げた。

 名古屋は4-4-2のシステムで、GK楢崎正剛、4バックは右から田中隼磨、バヤリッツァ、増川隆洋、阿部翔平。中盤は中村直志と吉村圭司のダブルボランチ、右にマギヌン、左に小川佳純が入り、玉田圭司とダヴィが2トップを組んだ。
 浦和も4-4-2で、GK都築龍太、4バックは右から山田暢久、坪井慶介、田中マルクス闘莉王、三都主アレサンドロと並んだ。中盤は鈴木啓太と阿部勇樹のダブルボランチ、左に山田直輝、右にポンテ。2トップは田中達也とエジミウソンだった。

 試合は立ち上がりから浦和が押し込んだ。立て続けにシュートを放つなど優勢に進めるが、フィニッシュの精度を欠き、先制点を奪えない。するとフィンケ監督がいきなり動く。前半22分、田中達に代えて17歳の原口を投入。思いきった采配が結果につながった。

 前半43分、ポンテのフィードをセットプレーの流れで前線に残っていた闘莉王がヘディングで落とすと、エジミウソンがDFと競ったこぼれ球が原口の足元へ。思い切りよく右足を振り抜いたシュートがゴールネットに突き刺さり、浦和が先制した。

 名古屋も後半開始から動きに精彩を欠いた玉田に代えてFW杉本恵太を投入。後半7分、右サイドをえぐった中村の折り返しを杉本がスルーしたが、ダヴィのトラップは大きくなり、シュートはブロックされた。

 ACLとの連戦の影響か、名古屋の選手の運動量は最後まで上がらず、浦和の守備網を崩せなかった。試合終盤にはポンテと増川が小競り合いで警告を受けるなど、互いにヒートアップしたが、試合はそのまま1-0で終了。浦和は今季初のリーグ戦連勝となった。

(文 西山紘平)

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