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“自滅”したG大阪、リーグ戦3戦未勝利

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[4.12 J1第5節 大宮 3-2 G大阪 NACK]

 後半のシュート数は実に14本。相手の3本を大きく上回り攻め続けたガンバ大阪だったが、1点及ばず2-3で敗戦。リーグ戦は3試合未勝利となった。

 8日のACLスリウィジャヤ戦からDF安田理大やDFパク・ドンヒョクら先発4人を入れ替えて臨んだ試合だったが、前半22分にMFルーカスが自陣でミスパス。カットされてからのショートカウンターで先制PKを献上すると、34分にもサイドを破られ、前半だけで2点のビハインドを負ってしまう。
 FWチョ・ジェジンのゴールで1点差に迫った後の後半11分には相手のクリアボールを最後方の安田理がトラップミスし、痛恨の3失点目。後半開始とともにMF佐々木勇人ら2人を投入し、システムを4-4-2から4-2-3-1へ変更してからは一方的に攻め続けていただけに、このミスによる1点は結果に響いた。
 気を取り直して再び攻勢を仕掛けたG大阪は終盤に前線の人数を増やして反撃したが、決定的なシュートを大宮GK江角浩司の好守やポストに阻まれる不運。結局、後半ロスタイムに右CKからFWレアンドロが決めた追撃弾の1点のみで力尽きた。
 ACLでは3戦全勝もリーグ戦は苦戦が続き、これで順位は7位へ後退。首位とはまだ勝ち点5差だが、この日の敗戦はミスからの失点による“自滅”だった。司令塔・MF遠藤保仁は「いい結果が出ていない。コンディションは悪くないが、集中力に欠けたところがあった」。チョ・ジェジンも「(成績が出ていないことが)少し気になる。改善しなくてはならない」。特に後半は圧倒的にチャンスをつくり出すなど力強いサッカーを見せたG大阪だが、結果につながっていないだけに悪い流れを早く断ち切りたいところだ。

<写真>試合後に反省を口にしたG大阪MF遠藤
(取材・文 吉田太郎)

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