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強行先発の山田直、「ミスキック」で決勝アシスト

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[4.25 J1第7節 千葉0-1浦和 フクアリ]

 MF山田直輝(18)の「ミスキック」と言う左クロスが浦和レッズに値千金の決勝点を生んだ。後半13分、FW原口元気、MF阿部勇樹との3人で左サイドを崩すと、ゴールライン際の深い位置から山なりのクロス。これをファーサイドのFWエジミウソンが頭で押し込んだ。

 「速いボールを入れようと思ったら、足がもつれて、フワーンとしたボールになった。でも入ったんで。1点なんで」と苦笑いした。

 右太腿裏痛でU-20日本代表候補合宿を辞退し、別メニュー調整が続くなど試合出場が危ぶまれたが、試合前日に合流すると、後半44分まで出場。再三、鮮やかなテクニックでDFをかわすなど持ち味を発揮し、強行出場の影響を感じさせなかった。

 フィンケ監督は「(山田直を)休ませる考えは一切なかった。サッカーでは何千回も起こるケガ。3、4日で回復できるし、金曜の練習も問題なく合流した。きょうの起用を迷うことはなかった」と言い切った。指揮官から絶大な信頼を寄せられる18歳。「アシストはできたので、ゴールはまたの機会に」と意欲的に語っていた。

<写真>決勝点をアシストした浦和MF山田直
(取材・文 西山紘平)

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