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川崎F、またも連勝できず

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[5.2 J1第9節 横浜FM 2-1 川崎F 日産ス]

 川崎フロンターレは2点リードされた後半41分、FWジュニーニョの左クロスをファーサイドのFW鄭大世が頭で折り返す。中央にレナチーニョ、そしてMF中村憲剛がなだれ込み、中村が今季リーグ戦初ゴール。だが追撃及ばず、2連勝することができなかった。
 長距離移動のあるACLも含めた連戦の疲れがあるのか、前半動きの重かった川崎F。特にDF寺田周平ら最終ラインが相手アタッカー陣のスピードに振り切られるなど、前半だけで2失点を喫した。FW鄭大世とFWレナチ-ニョを投入した後半は圧倒的に攻めていたが、レナチーニョの左足シュートが枠を外れ、鄭はGKに1対1をセーブされるなど決定的なチャンスを生かしきれなかった。ようやく1点差に迫ったのはあまりにも遅い試合終了間際。悔やまれる敗戦に、試合後は選手たちのほとんどが下を向いたままチームバスへ乗り込んだ。
 鄭は悔しさをにじませながら「大事なところを決め切れなかった。よくない」と反省し、「目の前のことから逃げずに戦っていく」と振り絞っていた。今季リーグ戦で一度も連勝がない川崎F。優勝候補は5月に入っても勢いに乗れずにいる。

(取材・文 吉田太郎)

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