[5.5 J1第10節 柏 2-3 浦和 国立]
　5日、J1は7試合を行い、東京・国立競技場では14位の柏レイソルと2位・浦和レッズが対戦。後半42分に決まったFWエスクデロ・セルヒオの決勝ゴールで浦和が3-2で勝ち、暫定首位に立った。
以下、試合後の選手コメント

<柏>
●FW北嶋秀朗
「(逆転負けだったが)なぜか入ってしまったというような失点が多い。上を向いてやっていくしかない。少ないチャンスだったけど逆転することができた。もう1点取れれば。3点目を取ってあげられなかったのは残念」
―ゴールについては?
「(マークの)坪井はオレの位置を確認することができていなかった。坪井が気づかないようにゴール前に入って、後はそこからの勝負だった」

●FW大津祐樹
「カウンターを狙えという指示だった。でもなかなか前を向くシチュエーションにならなかった。もう少し前、前へ行きたかった」
―逆転負けとなったが?
「ああいうところを守りきって勝たないといけない」

●DF小林祐三
「(同点アシストは)あそこしかない。キタジさん(北嶋)のニアの得意なところへイメージ通りにいった」
―逆転負けだったが課題は?
「課題はセットプレーからの準備でしょう。今まで追いつかれて踏ん張った試合がなかった。1点取られてズルズいかないようにと言っていたのに、そうなってしまったことは悔しい」

<浦和>
●FWエスクデロ・セルヒオ
―決勝ゴールは?
「ボクは(ユースも含めて)レッズで6年目。サポーターの前でいい結果を出したかった。クロスでゴール前に上がっていて、体に当てたら入った。(こぼれ球をDFが)クリアすると思ったので体に当てようと。(初ゴールだったが)入ったら何でも良かった。最後まであきらめずに勝利をもぎ取ったことは大きい。チャンスをもらえたらまた頑張ろうと思う」
―山田直ら若手が活躍していたが?
「自分もやりたい気持ちだった。頑張ってチームのために活躍したい。今出ている選手はいいパフォーマンスをしている。それ以上出せるように頑張る。今日は初ゴールを取れて安心の気持ちがあるけど、これが新たなスタート」

●MF山田直輝
「(途中交代だったが)体の動きはそこまで悪くない。雨はあまり好きじゃない。でも天候のことは向こうも味方も同じ。これから慣れていく必要がある」

●FWエジミウソン
「先制ゴールは闘莉王が流してくれた。とてもうれしかった。2点目はゴール前での引っ張り合いで相手の方に当たって入った。自分のマークが入れたので自分が入れた気持ちで喜んだ」
―3点目もエジミウソン選手のシュートからだったが?
「ロビー(ポンテ)からのパスを自分は受けてシュートを打ってセル(エスクデロ・セルヒオ)が決めてくれた。彼にはおめでとうと言いたい」

●DF田中マルクス闘莉王
「最初は自分たちのリズムで出来たけど、先制して受身になった。逆転されたことは修正しないといけない。でも最後は必ず勝てると思っていた。最後の5分に取れたことは次につながると思う。負け試合を勝ち試合にできた」
―次戦は川崎Fでその次はG大阪戦だが?
「いい状態で来ている。次はホームですし自分たちのリズムで出来るようにしたい」

(取材・文　吉田太郎)