[7.11 J1第17節 浦和2-1広島 埼玉]

　J1第17節。44149人が詰めかけた埼玉スタジアム2002では、リーグ4位の浦和レッズが7位のサンフレッチェ広島と対戦。ゲームはFW佐藤寿人のゴールで広島が先制したが、浦和は後半にFWエジミウソンの2ゴールで逆転勝利。浦和はこれで3連勝。一方広島は3連敗となった。
　以下、試合後の選手コメント。

[浦和レッズ]
●DF田中マルクス闘莉王
「今日は本当に何もない試合。いいところは勝ったという点だけ。何もよくない」

●FWエジミウソン
「広島は本当に強いチームだった。3点くらいとられていてもおかしくないゲームだった。特に前半は広島がよかった。うちはダメだった」

●MFポンテ
「(100試合目の出場にして決勝弾のアシストを決められて)本当に嬉しいよ。これまでみんなに支えられて来て、今日の勝利は自分へのプレゼントになったね。素晴らしいサポーターの前でこのゲームを戦えた事を誇りに思う。もっとコンディションを高めて長くやりたいね」

●FW高原直泰
―1点目のアシストについて?
「良い所に球が来て、エジが出るタイミングを見計らって出したら、しっかり決めてくれた。あのゴールは、うちの球が動きだすきっかけとなった。エジとは最近いい感じ。毎回のように良いシーンがあるので、十分に相手に脅威を与えていると思う」
―ストヤノフにファウルされた場所(左足)は平気か?
「打撲です。問題ないです」
―今日は岡田武史監督がきていたが?
「誰が見ようがプレーは変わりません。勝つためにやるだけ。(代表復帰に関してはまわりから凄くいわれるが)自分としては試合をしていくだけなので…」

●FWエスクデロ・セルヒオ
「前半から相手の攻撃にはまってしまった。相手がカウンターを仕掛けてくる駆け引きが僕はとても面白かった。やっていて本当に楽しい試合でした」

●MF原口元気
「厳しいゲームでした。前半は攻撃の工夫が足りなかったです」


[サンフレッチェ広島]
●FW佐藤寿人
「2点目3点目はとれたと思う。うちの良さを見せられた。個人的には良い戦いが出来た。でも内容と結果が伴わないですね。FWはちゃんと決めないと…。点をとる責任をもっと感じて戦わなければいけない」
―得点シーンは狙いどおりか?
「バウンドが想像以上に弱かったから、わざと体勢を崩して滑り込んだ。こないだ(ジュビロ磐田戦で川口)能活さんの股を抜こうとして失敗したから、GKの上を狙った。(今日は100点目だったが)101、102点目がとれなかったから勝てなかったんです。前半のチャンスで決めきれていれば3点くらいはとれていた。僕はまだ右足シュートの精度が低い。上げなければ…」

●MF柏木陽介
―1点目のアシストについて?
「寿人さんが裏へ走ってくれると信じて蹴った。決めやすいパスではなかったけれど、やはりしっかり決めてくれたのがすごい」
―後半チャンスでシュートを空振りしたが?
「力みすぎたし疲れてしまっていた。それに迷いがあった、もう数歩前に出たら得点の可能性が高まると思って、あそこで打つのは迷ったんです」

●DF槙野智章
「この3戦、内容では相手に勝っているが点が取れずに負けた。でもネガティブには考えていないですよ。下向く必要もないと思うし、上を向きましょうよ。ヘディングシュートのシーンは悔しい。入ると思った。あそこで決めるのが闘莉王さん、決められないのが僕。これが今の決定的な違いです。闘莉王さんとは代表の練習でもシュートの数とか得点の数とか競っているので、今日はもっと勝負したかった」

(取材・文 山口雄人)