beacon

連続ゴール止まっても笑顔、石川「また積み上げていけばいい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[7.18 J1第18節 大宮0-3F東京 NACK]

 とうとう止まってしまった。公式戦6戦連発中だったFC東京のMF石川直宏はこの日も両チーム最多となる5本のシュートを放ったが、ノーゴール。前半6分にはGKの手をかすめてクロスバーに当たる惜しい場面もあったが、ゴールを決めることはできず、後半40分にベンチへ下がった。

 「自分の中では平常心でプレーしようと思っていたけど、周りの声も聞いたりして、期待されてるなというのは感じてた」。右サイドにとらわれず、中央や左サイドのスペースに流れ、ボールを持てば必ずゴールに向かった。果敢に1対1を仕掛け、積極的にシュートを打った。「点にはならなかったけど、ゴールに向かう姿勢は良かったと思う」。

 連続ゴールが止まり、報道陣から「正直、悔しいか?」と聞かれると、屈託のない笑顔で答えた。「今までこんなに取ったこともないので。また一から積み上げていけばいい。いろんなプレッシャーとか、自分の中で未知のところでの戦いだった。きょうは(平山)相太もいいゴールを決めたし、また練習したい」。石川の新たなチャレンジが、来週から再び始まる。

<写真>F東京MF石川(18番)
(取材・文 西山紘平)

TOP