[8.1 J1第20節 広島1-0鹿島 広島ビ]

　鹿島アントラーズのリーグ戦連続無敗記録が17試合で止まった。前半35分、一瞬の隙を突かれ、FW佐藤寿人に先制点を許すと、後半途中からFW大迫勇也、FW佐々木竜太ら攻撃陣を相次ぎ投入したが、広島の固い守備をこじ開けられなかった。

　7月29日のナビスコ杯・準々決勝第2戦で敗れたショックが尾を引いた。川崎Fに後半ロスタイムにゴールを許し、延長戦にもつれ込み、0-3で惨敗。国内公式戦19試合ぶりの黒星を喫すると、今度は約4ヵ月半ぶりとなるリーグ戦敗戦となった。

　スポーツニッポンによると、DF伊野波雅彦は「楽に行けるとは思っていなかった。ここで勝つのが鹿島の強さ」と語った。このままズルズルいくか、踏みとどまれるか。前人未到の3連覇へ、まさに正念場となる。

(文　西山紘平)