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柏vs神戸 試合後の選手コメント

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[8.2 J1第20節 柏0-1神戸 柏]

 J1第20節は2日、各地で3試合を行い、日立柏サッカー場では柏レイソルヴィッセル神戸が対戦。神戸は後半19分にDF河本裕之が今季初ゴールとなる決勝ゴールを決め、リーグ戦7試合ぶりに勝ち点3をつかんだ。柏はネルシーニョ新監督が初めてベンチ入りして采配を振るったが、勝利に結びつかなかった。

<柏>
ネルシーニョ監督
 「前半、守備の面で整えるのが遅れた。神戸にチャンスを作られてしまった。古賀のような選手を、ああいう時間帯に失ったのも大きい。守備システムを変更? (FWだと思っていた)ボッティがトップ下にはいっていたからね。うちのボランチは、向こうのボランチをケアしていた。古賀がけがをしたから、次郎(鎌田)を入れてマンマークでつけた。後半は選手も持ち直してくれて、前半に比べれば戦ってくれたし、後半を見れば負けに値しないぐらい戦ってくれた」
-初采配で感じたことは?
 「試合数も少ないし、1試合1試合、結果を残していかなくてはならないが、私が来てから練習時間が変わったり、選手はそれに順応してくれている。一生懸命、練習や試合で表現してくれている。きょうの試合は、初戦よりも求めていた動きをしてくれていると感じた。これから2週間中断するが、これを大切に使って、フィジカル面の強化をしたい。最後まで動ける、ゴール前まで絡んでいけるというフィジカルを身につけていきたい」

●DF近藤直也
「(ミーティングとは違う神戸のシステムに)どうすりゃいいのかなと思った。最初、指示はなかった。ちょっと曖昧な部分があった。次郎(鎌田)がボッティについたけど、4バックとは言われなかった。指示がうまく伝わっていなかったのかな…」

<神戸>
和田昌裕監督
-就任後、初勝利でした
「なんとか5試合目にして初めての勝利で嬉しく思います。試合を振り返る前に、04年か05年に、岡山での名古屋とのゲームで、その前節にパベル監督が退席になり、代行監督を務めたんですが、その時の名古屋の監督がネルシーニョ監督だった。その時も1-0で神戸が買ったんです。試合に勝てたらそのことを言おうと思っていました。(笑) とにかく、やりがいをもって毎試合のぞんでいた。トレーニングも気持ちよくやらせてもらったし、選手も受け入れる姿勢をもってくれた。勝てようが勝てまいが、細かいことをやろう、小さなことからやっていこうと(指導した)。苦しい試合でしたが、選手には感謝したい」

●DF河本裕之
-今季初ゴールが決勝弾
「前半からセットプレーで、柏がスペースを作っていたので、(金)南一にスペースを空ける動きをしてもらった。ヘディングをした瞬間の感触はなかったけど、入って良かったです。(和田新監督に)体制が変わってから使ってもらっているんで、それにようやく応えることができてよかった。最後、(柏の猛攻にあい)苦しかったけど、そこを耐えられたことが大事。次も勝ちたい」

●FW大久保嘉人
-神戸に復帰後、初勝利
「長かった。勝てたから、うれしいっす。和田さんになって、初勝利だったし」
-右のサイドハーフだったが
「4-3-3というよりは、4-5-1。日本代表と同じようなやり方だった。中盤の1人なので、守備もしっかりとした。1人でもサボったらやられるんで」
-警告を受けて次戦は累積で出場停止
「審判の基準がおかしい。あの時間帯で、ふつうのファウルだったのに、イエローはおかしい」

●DF近藤岳登
「(今季初出場で)試合に出られてよかった。勝てたこともうれしい。サテライトのみんながメールをくれたりした。みんなの応援が力になった。だから、85分間、走れたんだと思います」

(取材・文 近藤安弘)

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