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鹿島が大分をシュート1本に抑えて4試合ぶり勝利

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 リーグ戦では3試合白星なし、ナビスコカップを含めると4試合、白星から遠ざかっていた鹿島が「1-0」という十八番のスコアで勝利を収めた。
 大分のシュートは後半27分のフェルナンジーニョのミドルシュートだけ。ペナルティーエリアにすら寄せ付けない磐石の守りで、首位をガッチリとキープした。
 「やられたシーンが浮かばない。被シュートの本数はあまり気にしないけど、1本というのはさすがに良かったと思う」と岩政。大分・高松との「大樹対決」も完璧に制し、「まだシーズン2敗。このペースでいけば3連覇に向かっていけると思う」と力強く言った。
 前半32分、野沢のFKに頭をあわせて決勝点となる先制シュートを叩き込んだ伊野波が「(野沢)拓さんがいいボールを蹴ってくれた。いつもは(岩政)大樹さんに合わせるのだが、きょうは変えた」と言うように、マークの厳しい岩政を避けるという”作戦勝ち”の一面も。
 ドリブル突破で相手のファウルを誘い、先制につながるFKを獲得した内田も「勝ってホッとした。伊野波さんもヘディングが強いからね。良かった」と笑顔を見せた。
 本来の爆発的な強さからはまだ遠いが、必勝パターンで手にした勝ち点3は貴重。3連覇に向けて最高のリスタートを切ったと言えそうだ。
(取材・文・矢内由美子)

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