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三浦・神戸は初陣ドロー

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[8.15 J1第21節 神戸0-0広島 神戸ユ]
 三浦俊也新監督の初陣となったヴィッセル神戸は、サンフレッチェ広島に0-0の引き分けに終わった。
 神戸は前線からしっかりとプレスをかけ、中盤、最終ラインのバランスを崩さずにやや守備重視で試合に入った。5日に監督交代が発表され、わずか8日間の練習でチームを作ってきた三浦・神戸。この日はFW大久保嘉人が出場停止で、MF朴康造を先発起用した以外は布陣に大きな変動なかった。
 課題としてしている失点の多さを解消するためにとった守備戦術だが、攻撃面で迫力を欠き、決定力を欠いてしまった。シュートは攻撃的なチームの広島より5本多い12本を放った。CKも6本多い9本あったが、ゴールネットを揺らせなかった。速攻が目立ち、チームとしての形が少なかった。
 ただ、三浦監督は「チームがやろうとしていることはできた。規律もあったし、ハードワークしてくれた」と和田前監督が率いた前節に続き、2試合連続で無失点だったことを評価した。神戸の無失点試合は、この2試合のみ。広島相手に零封できたことは自信になった。準備期間が短かったハンデもある。今後は攻撃に“三浦色”を加え、反撃を見せたい。
(文 近藤安弘)

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