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広島が10年ぶりの浦和戦勝利で4位浮上、浦和は泥沼6連敗

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[8.22 J1第23節 広島2-1浦和 広島ビ]

 サンフレッチェ広島が天敵を撃破し、暫定4位に浮上した。リーグでの浦和レッズ戦は14試合勝利がなかったが(1分13敗)、99年以来10年ぶりの勝利に選手は喜びを爆発させた。

 前半26分、DF槙野智章がドリブルで持ち上がり、そのまま右足一閃。強烈なミドル弾で先制すると、同42分にはMFミキッチの右クロスがDF坪井慶介のクリアミスを誘い、こぼれ球をMF柏木陽介が押し込んだ。

 槙野は試合後のインタビューで「シュートコースは見えてなかったけど、元FWなので、そのへんの感覚は持ってます。朝起きたときから点の入る気がプンプンしていた」と会心の笑み。柏木は「何年も勝ってない相手に素晴らしい試合をして、勝ててうれしい」と喜んだ。

 浦和は0-2で折り返した後半から田中マルクス闘莉王がボランチで途中出場。後半23分、エスクデロ・セルヒオのFKに難しい体勢からヘディングで合わせ、1点を返したが、反撃もここまでだった。これでリーグ戦6連敗(公式戦7連敗)。得点も前節同様、セットプレーから闘莉王が決めたゴールだけで、得点力不足は深刻だ。

(文 西山紘平)

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