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劇的ロスタイム弾で名古屋が2点差はね返し2連勝

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[8.23 J1第23節 G大阪2-3名古屋 金沢]

 名古屋グランパスが劇的な逆転勝利で2連勝を飾った。FWケネディが右太ももの違和感で欠場。加入後5戦4発の長身FWを欠きながら価値ある勝ち点3を手にした。

 ガンバ大阪は前半14分にMF遠藤保仁の左足ミドルで先制。同41分にもカウンターからFWレアンドロがドリブルで持ち上がると、DF2人を引き付けてから絶妙なスルーパスを通し、FWルーカスが追加点を決めた。

 しかし、名古屋もあきらめない。ハーフタイムにMF吉村圭司を下げてFW巻佑樹を投入。MFマギヌンをボランチ気味に置く攻撃的布陣で反撃に出た。

 後半27分、FW玉田圭司の折り返しを巻がスライディングで押し込み1点差。同36分には、DF吉田麻也が遠藤に倒されて獲得したPKを玉田が落ち着いて決め、同点に追いついた。

 2-2のまま終了かと思われた後半ロスタイム、FKのチャンスにマギヌンがフワリとしたボールをゴール前に送ると、飛び出したGK松代直樹がボールに触れず、そのままゴールマウスに吸い込まれた。ラッキーな形で生まれた劇的な決勝点。マギヌンは試合後のインタビューで「ちょうど選手がGKの死角になってゴールに入ったと思う。勝ったことで自信を取り戻せた。これからも名古屋のサッカーを続けて勝っていきたい」とコメントした。

 G大阪は公式戦7試合ぶりの黒星となり、6位に後退。7月5日の名古屋戦(1-2)でも後半ロスタイムに自らのパスミスで決勝点を奪われた松代にとっては2回連続の悪夢となった。

(文 西山紘平)

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