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F東京は5試合勝利なし。長友「1点取られて声がなくなってしまった」

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Text alert@カシマ
 前半開始4分。右サイドを崩されたFC東京は、鹿島にあっけなく先制点を許してしまった。意気消沈する中、21分には2点目を奪われてさらに劣勢に。後半40分にカボレがなんとか1点を返したものの、すでに3点目を失った後とあっては、焼け石に水だった。

 「サイドからのクロスの対応を徹底的にやっていかないと。中のマーカーのコミュニケーションとか、連係の部分が良くない。もっと声を出さないといけないのに、1点を取られてから声がなくなってしまった」

 虫垂炎の手術から復帰2試合目の長友佑都が疲れ切った様子で振り返る。これで7月25日の広島戦からリーグ戦5試合連続で白星なし。5試合でわずか2得点という得点力不足には「点が取れないので反省が多い。自分のコンディションは徐々に動けるようになっているけど、もっと上がって決定的な仕事をしないと」と話した。

 光明は梶山陽平。自在なボールコントロールゆえに、「梶山にボールをつながれるとキツいから、僕とマルキーニョスが梶山を見るようにした」(鹿島・興梠)と鹿島の2トップの位置を下げさせた。「2トップは最初は前から来ていたけど、途中から下がってきた。ボールを回したり、チャンスを作れるということはできていた」と梶山。「みんなで自信を持ってやっていきたい」と前を向いていた。
(取材・文・矢内由美子)

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