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広島、佐藤寿の決勝弾で3位浮上。李もデビュー!

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[8.30 J1第24節 山形1-2広島 NDスタ]

 サンフレッチェ広島はFW佐藤寿人が今季11得点目となる決勝点を奪い、2-1で勝利。3連勝で勝ち点を40に伸ばし、総得点の差で清水を抜き3位に浮上した。

 試合後のインタビューでペトロヴィッチ監督は「われわれの予想通りの展開だった。(守備のいい山形でも)90分間、通してしっかり守るのは難しいと思っていた」と笑顔だった。

 いつもの攻撃サッカーを貫いた。前半こそ、組織的に守りを固めてきた山形に苦戦し、チャンスを作りながらもゴールを割れなかったが、後半、均衡を破った。

 後半17分にMF高柳一誠がゴール前で相手のクリアミスを拾い、先制ゴール。一度は山形MF古橋にFKを直接決められて追いつかれたが、同35分、MF柏木陽介がゴール前でDFにプレッシャーをかけてミスを誘って奪い、左サイドから走りこんできた佐藤寿人にラストパス。エースは右足で落ち着いて勝ち越しゴールを決めた。

 柏から広島に電撃移籍したFW李忠成も後半28分から登場。積極的なプレーで勝利に貢献した。

 先制点を奪ったMF高柳は試合後のインタビューで「我慢の時間が続いたが、先制点を奪えてよかった。あのポジション(トップ下)なんで、もっとゴールに絡みたい。チームは優勝を目指してがんばろうと話している。1戦1戦勝って、連勝していきたい」と笑顔。3位以上で出場権が得られるACLではなく、あくまでもリーグ優勝を目標に戦うことを宣言した。

 チームは7月19日の千葉戦以降、7戦負けなし(5勝2分け)と絶好調。J1復帰即、優勝という偉業も見えてきた。
(文 近藤安弘)

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