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柏は広島相手にドロー。栗澤「最悪の事態は避けられた」

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[9.20 J1第26節 柏1-1広島 柏]

 悔しいドローだ。柏レイソルは最後の最後で踏ん張れず、降格圏脱出に失敗した。

 後半7分、柏FWポポのCKを広島GK中林が弾き返したが、ラッキーにもそれが詰めていたDF村上佑介の右足にこぼれ、先制点を奪った。

 広島にペースを握られていた中での待望の先制点。粘り強い守備が、報われた形となった。その後は途中出場のFWフランサの巧みなキープ、パス回しのおかげもあり試合のペースを握ったが、後半38分、セットプレーから失点・・・。村上は「勝ちたかったから悔しい。切り替えてやるしかない」と前を向いた。

 勝てば勝ち点を28とし、同27の山形を抜いて残留圏の15位浮上するチャンスだった。選手もそれを意識。いつも以上に激しくプレーした。MF栗澤僚一は「みんな口には出さないけど、勝てば残留圏ということで、気合が入っていた。勝ちたかったから、悔しい。ただ、最悪の事態は避けられた。これからも1戦1戦、しっかりと戦いたい」と気持ちを切り替えていた。

 優勝争いをする広島に負けなかったことは、大きいともいえる。チームはこれで6試合負けなし(2勝4分け)と状態が上向いていることは事実だ。“勝ち点1を上乗せした”と前向きにとらえ、次戦以降の降格圏脱出を目指したい。

<写真>柏MF栗澤
(取材・文 近藤安弘)

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