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代表初招集コンビは4試合ぶり失点を反省、岩下「悔い残る」

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[10.3 J1第28節 清水1-1広島 アウスタ]

 4試合連続完封を逃した清水エスパルスの日本代表コンビは悔しさを隠せなかった。日本代表に初招集されたGK山本海人とDF岩下敬輔。最近3試合はすべて1-0勝利と、堅守でチームの快進撃を支えてきたが、4試合ぶりの失点を喫し、連勝も3で止まった。

 前半29分、カウンターから一瞬の隙を突かれ、FW佐藤寿人に先制点を決められた。山本海は「相手のカウンターが怖いということでラインが下がったのが失点の原因。自分がコーチングしてラインを高くできれば、あの失点も防げたと思う」と反省。岩下も「悔いが残る」と唇をかんだ。

 この日は日本代表の岡田武史監督も視察していた。山本海は「自分に求められていたのは無失点で勝つこと。悔しく思うし、向こう(代表合宿)に行ってからアピールし直したい」と力を込めた。

 8日のアジア杯予選・香港戦の舞台は、本拠地・アウスタ。地元での代表デビューも期待されている。「いろんな経験をさせてもらって、今年はサッカー人生においてキーになる1年かなと思っている。サッカー選手としていい刺激にして、生かさないと。チームに何かを持って帰れるようにしたい」と岩下。代表合宿が終われば、再びチームで熾烈な優勝争いが待っている。代表での経験を、いかにチームに生かすか。2人のさらなる成長が、優勝のカギも握ってくる。

<写真>清水・岩下。奮闘したが1失点を悔やんだ

(取材・文 西山紘平)
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