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浦和・阿部が古巣に3年ぶりFK弾。高橋はJ初ゴール!

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[10.3 J1第28節 浦和3-1千葉 埼玉]

 浦和レッズは早い時間に先制を許したが、日本代表MF阿部勇樹の直接FK弾などで息を吹き返し、3-1勝利を飾った。

 嫌な流れを阿部の一振りが変えた。前半7分に失点したあとの3分後、浦和はペナルティーエリア中央やや右でFKをゲット。キッカーを務めた阿部は、やや中央に寄っていたGK岡本の位置取りを見逃さない。鋭い弾道のボールは、右ポストすれすれに吸い込まれていった。

 まだ千葉在籍だった06年10月14日の鹿島戦以来、約3年ぶりの直接FKは、手痛い“恩返し”に。J2降格の危機に立たされている古巣だけに、複雑な思いもあったかもしれないが、試合後のインタビューでは「ずっと(直接FKを)決めていなかったので、やっと決められて、これで(チームメートら)周りに何も言われなくなるかな」と笑みを浮かべた。

 試合は決して好調といえる内容ではなかったが、後半33分にエジミウソンが逆転弾、同40分に9試合ぶりに先発復帰したDF高橋峻希がJ初ゴールを決めて突き放した。

 高橋はインタビューで「最高の一言です。同じような場面が高円宮杯の決勝であったけど、(きょうは)無我夢中で蹴りました」と笑顔を浮かべた。DF山田暢久が累積警告で2試合出場停止となった影響でめぐってきた先発復帰。「守備がまだまだ。残り試合は少なくなったけど、全勝できるようにがんばるので応援してください」とサポーターに呼びかけた。

(文 近藤安弘)

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