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新潟・北野が誕生日を祝うビッグセーブ

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[10.4 J1第28節 鹿島0-1新潟 カシマ]

 自らの誕生日を完封勝利で祝った。アルビレックス新潟のGK北野貴之はこの日が27歳の誕生日。朝から殺到したお祝いメールに1つずつ返信し、「素晴らしい1日にします」と約束していた通り、有言実行の勝利になった。

 前半28分、DF内田潤の右クロスにMFマルシオ・リシャルデスが飛び込み、鮮やかなジャンピングボレーで先制。数少ないチャンスをものにすると、その後の鹿島の猛攻も守備陣の高い集中力、そして北野のビッグセーブでしのいだ。

 後半36分には決定的なピンチを招いたが、MFダニーロのシュートは北野が左手1本でスーパーセーブ。「際どいところに飛んだけど、しっかりボールは見えていた。ダニーロが走っているのが見えて、1秒後のことが予測できていた。そこにピッタリ来たので」

 広島、鹿島という強敵との連戦を連勝で乗り切り、これで4戦負けなし(3勝1分)。リーグ終盤に向けて立て直してきた。首位とは勝ち点4差、ACL出場圏内とは同3差。マルシオ・リシャルデスは「この2試合を連勝できて、鹿島にアウェーで勝てたのは大きい。リーグも終盤に差し掛かって、プレッシャーは大きくなるけど、自分たちのサッカーを忘れず、自分たちのサッカーを続けて、最後まで戦っていきたい」と力説していた。

(取材・文 西山紘平)

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