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鹿島vs新潟 試合後の選手コメント

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[10.4 J1第28節 鹿島0-1新潟 カシマ]

 J1第28節は4日、各地で4試合を行い、カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズアルビレックス新潟が対戦。新潟は前半28分、MFマルシオ・リシャルデスのゴールで先制すると、この1点を最後まで守り抜き、1-0で逃げ切った。
以下、試合後の選手コメント

<鹿島>
●MF野沢拓也
―試合は支配していたが?
「点を取られても慌てず自分たちのサッカーができた。決めるところで決められないもったいないゲームだったけど、相手もあの1本だけだった。でも負けは負け。悔しい」
―首位から落ちたが?
「まだ試合はある。目の前の試合に全力を尽くして、勝ち点3を取って、あとは上を目指すだけ」
―次は川崎Fとの再開試合だが?
「サッカーは何が起こるか分からない。雨での中断を忘れるぐらい15分に懸けたいし、逆転するつもりでやりたい」
―後半7分に惜しいシュートもあったが?
「ゴール前は相手がたくさんいて、コースがないのは分かっていたけど、あそこしかなかった。自分のミス。カーブをかけてしまったので」
―試合後はサポーターから拍手が起きたが?
「グラウンドに立っている選手もサポーターも悔しい。みんなで1つになって戦っているのが分かる」

●DF岩政大樹
「ものすごく残念。試合全体としてはみんな意欲的に入って。モチベーション的にはよかった。ただ、簡単に失点して、点も取れない。サポーターに申し訳ない。先に失点しているのも1つの要因だけど、チーム全体として勝つサッカーができていない。点が取れていないことだけが原因じゃない」
―首位から落ちたが?
「首位云々は関係ない。僕自身は残り6試合、鹿島の持っている勝負強さを信じてやりたい。もう1回、チーム、サポーターがまとまって奇跡を起こせるようにしたい。1年間やってきたこと、2年半積み上げてきたものを信じて、この苦労も3連覇への布石と思って、優勝を信じてやるしかない」

●DF内田篤人
「セットプレーが多かったので、そこで1点取れればよかった。後半はバランスだけ崩さないように考えた。ダニーロが入ってきて、左の崩しが多くなったので、僕はバランスを取った」
―相手の守備が堅かった?
「力が入ってるのかな。負けられない、ミスできないというのがあって。のびのび、楽しくできればいいんだけど。勝つのは難しいね。王者、王者と言われるけど、必死にやって勝ってきたチームだから。走って、球際で勝って連覇しているチーム。一生懸命やって勝てないこともある」
―首位から落ちたが?
「久しぶりだね。頑張って首位を守ってきたけど、周りから見れば失速ということになるだろうし。でも、僕がプロ2年目で優勝したときの方が厳しかった。ここからもう一度巻き返せば。まだ終わってない」
―開き直ってやるしかない?
「もう開き直ってるけど。我慢してやっていくしかない。勝てるときは全部勝てるし、負けるときは負ける」
―追う立場になったが?
「追いつこうというよりは追い抜こうという感じで。内容が悪くても勝っちゃえば文句もないだろうし。練習でどうこうより、勝ってリズムを上げたい。そうやって勝ってきたチームだし」

<新潟>
●MFマルシオ・リシャルデス
「この2試合を連勝できて、鹿島にアウェーで勝てたのは大きい。リーグも終盤に差し掛かって、プレッシャーは大きくなるけど、自分たちのサッカーを忘れず、自分たちのサッカーを続けて、最後まで戦っていきたい」

●DF内田潤
―アシストの場面は?
「スカウティング通り、狙っていたところ。あそこがルーズというか、戻りが遅いので。1つうまく実ってくれてよかった」
―大きい勝利?
「前節の広島戦と合わせて、この連戦が大事だった。2つ取れたのはチームとして大きいし、終盤に向けてラストスパートというか、いい弾みを付けれるのかなと思う」
―勝因は?
「数少ないチャンスをものにした攻撃陣の集中力と、厳しい試合展開でみんなが体を張って、一致団結してやれたことだと思う」

●GK北野貴之
「大事な一戦で、勝ちたい気持ちが表れていた。勝てて良かった。守備からいい攻撃が始まるし、耐えて失点ゼロでいけば、それが勝利のパターンになるかなと」
―誕生日を勝利で祝ったが?
「朝からお祝いメールが来て、1つずつ返信して、“素晴らしい1日にします”と打った。結果が付いてきたのはうれしい」
―ダニーロのシュートを止めた場面は?
「際どいところに飛んだけど、しっかりボールは見えていた。ダニーロが走っているのが見えて、1秒後のことが予測できていた。そこにピッタリ来たので」

(取材・文 西山紘平)

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