beacon

F東京が4発快勝も石川が負傷交代

このエントリーをはてなブックマークに追加
[10.17 J1第29節 F東京4-0柏 味スタ]

 J1第29節が17日に各地で行われ、東京・味の素スタジアムではFC東京柏レイソルが対戦。FC東京がFW赤嶺真吾の先制弾、MF羽生直剛の追加点、FW平山相太、MF石川直宏のダメ押し弾で4-0で勝利した。

 攻撃陣が今季最多4得点と爆発した。まずは赤嶺。最近はFWを務めていた鈴木達也が出場停止のため3試合ぶりに先発、前半ロスタイムにMF羽生直剛のスルーパスに反応し、ワンタッチでゴールネットを揺らした。

 11日の天皇杯2回戦・カマタマーレ讃岐戦に続く公式戦2試合連続ゴール。リーグ戦は9月26日の磐田戦以来となる今季4得点目だった。この試合に燃えていた。磐田戦では途中出場で決勝弾を決めながら次戦4日の名古屋戦はベンチスタート。出番もなかった。ただでさえ今季は先発が少なく、昨季のチーム得点王のプライドはズタズタだった。この一発は大きなアピールになったに違いない。

 次は羽生だ。後半10分、右DFで先発した椋原がタッチライン際まで突破し、グラウンダークロス。これを赤嶺がニアサイドで受け、走り込んできた羽生に横パス。主将がきっちりと2点目を決めた。14日の練習後、石川に負けぬようゴール前に飛び出すことを宣言していたが、有言実行だ。

 平山も決めた。後半17分、羽生の縦パスに反応し、左足でゴールネットに突き刺した。7月18日の大宮戦以来となる今季4得点目。そのうえ柏戦は今季2戦2発とキラーぶりを発揮した。

 トドメは絶好調男・日本代表MF石川直宏だ。後半24分、ゴール前に飛び出し、体勢を崩しながらもこの時点で得点ランクトップに並ぶ15得点目を奪った。しかし、このシュートの際に体勢を崩し、左ひざを痛めて緊急交代した。

 FC東京はこれでホームの味の素スタジアムで9勝3分けと12試合負けなし。1ゴール2アシストのMF羽生は試合後のインタビューで「残り試合、全勝が目標。最後に奇跡を起こすためにしっかりと勝ててよかった。これからも負けられない。全勝します」と誓った。

(文 近藤安弘)

TOP