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浦和“素晴らしい姿勢”で悪夢の敗戦振り払う

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[10.17 J1第29節 新潟 0-1 浦和 東北電ス]

 11日の天皇杯初戦で北信越フットボールリーグ1部の松本山雅F.C.(長野)に0-2で敗れ、フォルカー・フィンケ監督の進退問題まで浮上していた浦和レッズだったが、アルビレックス新潟に1-0で勝利。敗戦のショックを振り払った。

 浦和は試合開始直後、相手DFのバックパスをカットしたFWエジミウソンが飛び出してきたGKを巧みなボールコントロールでかわして先制ゴールをねじ込む。
 前半24分にはDF陣の乱れから新潟MF松下年宏にゴール至近距離から決定的なシュートを放たれるが、これをGK山岸範宏がビッグセーブで防ぐと、相手をシュート5本に封じるなど最後まで集中力を切らさず1点を守りきった。

 浦和公式サイトによると、試合後「先週、天皇杯の試合のためにわざわざスタジアムに来ていただいたファン・サポーターの方に、とても申し訳ないと私は現時点でも思っています」と振り返ったフィンケ監督は「(きょうは)試合開始からすべての選手の姿勢に素晴らしいものがあったと思います。実際に私が何度も何度も繰り返して選手たちに伝えていることですが、プロの選手というのは、ピッチに立った時点で、しっかりとした正しい姿勢を見せなければなりません。それを今日、試合開始直後から、実際に実践することができたと考えています」とコメント。屈辱的な敗戦を力に、チームは一歩前へ踏み出した。

(文 吉田太郎)

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