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横浜FMは狩野の決勝弾で10位浮上

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[10.17 J1第29節 横浜FM2-1名古屋 日産ス]

 横浜F・マリノスはMF狩野健太が劇的な決勝弾を決めた。後半ロスタイム。DF栗原の右からのグラウンダーパスに左足を一閃。ゴールネットに突き刺した。4月11日の神戸戦以来となる今季3ゴール目は値千金弾。チームを10位に浮上させた。

 「思い切り振ることだけを考えた。決まってよかった。チームメートからもようやく決めたなと言われました」と照れ笑いを浮かべた狩野。今季は攻撃的MFのレギュラーに期待され23試合に出場。だが、ここまで2得点とゴールに絡めず。周囲も本人も納得する結果を残せていなかった。それだけに、J1残留を安泰にする勝利に導き、満足げな顔を浮かべた。

 「もっと点に絡む動きをしたい。今は後ろがしっかりと守ってくれるので、攻撃しやすい。ポジションも確保されているわけではないので、結果にこだわってやっていきたい」と狩野。利き足は右と左で違うが、同じ代理人、同じ所属事務所という関係から“右の俊輔”とも呼ばれるファンタジスタ。今季開幕前も俊輔と食事をし、いろいろと“司令塔の心得”を聞いたという。もう残り試合は少なくなったが、できるかぎりの数字を残し『真の司令塔』へ“脱皮”を目指す。 

<写真>決勝点を決める横浜FM・MF狩野
(取材・文 近藤安弘)

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